lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

サーブは回転をかけて打つもの?? (テニス)

今回は「サーブで回転をかける」ということについて短く書いてみたいと思います。

サーブで回転をかけて打つ意味

何度か書いていますが、サーブは基本的に全て回転をかけて打つ必要があります。理由は、計算上、身長2mの人が無回転のサーブを打つとして、ネット中央の一番低い所を通したとしてもネットの上ボール1個程の空間を必ず通さないと入らないかです。180cmの人が20cmジャンプしながらその精度でサーブを打つのはほぼ無理です。

 

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無回転のサーブを入れるのに必要な打点の高さは計算したことがなくても「サーブを打つ際は回転をかけて打つのが絶対条件だ」という話は多くの人がなんとなくでも聞いたことがあると思います。

3種類のサーブがあると教わる意味

サーブにおける回転について考える際、サーブに関するごく基本的な事柄を整理する必要があります。

多くの人がサーブを教わる際、「フラットサーブ、スライスサーブ、スピンサーブと大きく3種類のサーブの打ち方がある。フラットサーブが基本で、回転をかけるスライスサーブ、スピンサーブはその応用だ。」といった説明を受けますね。また、実際にそれぞれの打ち方を教わり練習したりします。

このサーブに関する大前提と言える事柄が「多くの人にサーブに対する理解を捻じ曲げ、上達を難しくしている」と考えています。

サーブは苦手? ではフォハンドのトップスピンは?

サーブは得意でなくても、スピンをかけて打つフォアハンドは打てるという人は多いと思います。

フォアハンドでスピンをかけて打つ際、ボールを打つ度に「次この位の回転量でこういう軌道で打とう」と考えたりしないと思います。

初心者でスピンを習い始めたばかりならともかく、スピンをかけたストロークでラリーを打ち合える人なら、「大体の目安でとにかくラケットをしっかりふれば勝手に思うようなスピンがかかったボールた飛んでいくはず」です。都度調整することなくとにかくしっかり振れれば回転がかかり相手コートに収まるという安心感がリラックスしてスイングできる、ミスを減らす要因にもなります。

この事はサーブでも言えます。

サーブと回転をかけることの関連性(本質)は何なのか?

前述の通り、一般的な身長の方がサーブを打つ際、打点を高くしようとする積極的な意味はありません。打点を高くするためのジャンプも意味がなく、体や腕を伸ばしてラケットを高く持ち上げようとすることも不要です。極端ですが地面にひざまずいた状態でもサーブは入るのです。サーブは水平よりも上向きに打ち出す必要があるし、サーブの速度を上げていくなら必ず回転をかけてサービスボックスに収める必要があります。

ここで最初の「サーブには必ず回転をかける必要がある」という話に戻るわけですが、これともうひとつの「基本的な話」が関係してきます。

殆どの人が、フラットサーブが基本、回転をかけるスライスサーブ、スピンサーブは応用と教わっているため "(応用)技術を使ってサーブに回転をかけよう" とします。

ただ、スピンのかかったフォアハンドを打つ例で上げたように、サーブにおいても「ただスイングをするだけで勝手に回転がかかって飛んでいく打ち方がサーブの完成形のひとつの目安」であるべきです。サーブを打つ度に回転をかけようと、"プロネーションだ"、"上向きに振り上げるスイングだ" とやっているのは、トップスピンのかけ方がわからずボールを打つ度にラケットを擦り上げて回転をかけようとしている初心者の方の姿と全く同じです。

同じようにベースラインから相手コートに打つというフォアハンドとサーブでこの辺りの条件が違うはずもありません。「サーブにおける回転は技術を使ってかけるものだ」と思っている時点でサーブを理解できていない、マスターできていないことになりますね。残念なことですが、多くの人がサーブは特別で難しいものだと考えることで同じスピンをかけるという内容であるのにこれらの矛盾に気がつかないままで練習を続けているのだと思っています。