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lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

テニスで起きる不調やスランプとは? (テニス)

テニスをやっていると「今はフォアハンドがスランプだ」や「先週はバックが調子悪かったのに今週はフォアが調子悪くなった」と言った話をよく聞きます。

いわゆる "スランプ" と言われるものですが、今日はこれについて書いてみようと思います。

スランプはいくつかに区分できます。例えば「調子が悪い」「打ち方が分からなくなった」といったものです。補足すると、前者がある程度レベルが高い方が当日の状態等を言うのに対し、一般的に言う "不調" や "スランプ" の類は後者 だと思います。修正する方法がよく分からないということですね。


過去に何度か書きましたが、個人的に

"テニスの基礎的理解" とはボールが打てる・打てないではなく、「自分が体をどういうふうに使いボールを打っているのかを具体的、論理的に説明でき、それを聞いた人がその場で再現できる状態」を言う。

と思っています。

そのためには必要な知識とそれを理解できている事が前提となり、理解できているからこそ人にも説明できる (= 自分自身にも説明できる)し、再現もできるわけです。

テニスで打ち方を説明する際等によく用いられる「◯◯するように」「◯◯するイメージで」といった抽象的な表現は、言葉にはしやすいですがそれで他人に同じ動作を理解させることはできません。人によって認識が異なってしまいますから。「聞いた人が再現できない」ということは「分からなくなったら自分も再現できなくなる」と言うことです。これでは困りますね。


ボールを打つ経験は大事です。ボールを打つ体感により自分の感覚や技術の精度を確認したりできますし、そもそもテニスは相手がいないとできないスポーツです。


しかし、ボールを打つ感覚は数時間後には分からなくなってしまいます。感覚を忘れないようにと毎日練習する方も居るでしょうが、それでも "スランプ" や "不調" になったらどう戻したらいいか分からなくなると思います。先週はバックが調子悪かったが今週はフォアが調子悪いといった事は頻繁に起こります。不調になった人がよく取る手段として "調子のよかった時の映像を見る" というものがありますね。今の自分との違いを埋めれば改善するように考えてしまいますが、それは "他人の映像を見て参考にしようとしているの同じ" で、戻しているのではなく再度構築する作業です。

テニスをやるにあたりまず必要な事は、何故ボールは飛んで行くのか、自分はどうやってラケットを振り、ボールに力を加えているのかといった事の理解となります。それはスクール等で教わる際に説明されることはほぼないと思いますが、コーチの説明やアドバイスは理由あってのことですからその中にも知識に繋がるヒントはあります。

ただし、コーチがいうアドバイス、例えば「もっと腕を上げる」「ラケットを立てる」といった表現を言葉通りに修正、再現しようとしても意味がありません。それはボールを打っているある瞬間の形を変えているだけで、ボールを打つ際の一連の体の動きとは直接関係しないからです。

コーチからアドバイスを受けた際はその指摘部分を修正することを考えてしまいますが、「何故、コーチはそういう表現をするのか」「形ではなく体の使い方にどう反映されるのか」「それを行うことで何が変わるのか」を考えるようにするだけで、次のレッスンには元に戻っていることになるのか、知識を増やすことでボールを打つ事に関する理解が深まるかで、2ヶ月後、3ヶ月後の差に繋がる可能性があります。

テニスはスポーツですが上手くなるには知識と理解が必要です。才能がある人は事前知識がなくてもある程度打てるようになるかもしれませんが、殆どの人にとっては、調子に関係なく安定してしっかりとしたボールが疲れにくく打ち続けれるための知識を身につける事の方が大事なはずです。

誤解なく言うのが難しいのですが、多くの人にとってボールを1,000球打つよりも知識を増やす方が効果があるケースも多いと思っています。

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