lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

スリクソン SRIXON REVO CX 2017 シリーズ (テニス)

スリクソン REVO CX 2017発表

先日、ダンロップスポーツが発表していましたが、SRIXON REVO CXの後継モデルの情報がリリースされました。

www.srigroup.co.jp

コンセプトとしては「ピークシフト」だそうで、コート上でトップスピンのボールを打った際の "弧の頂点をより相手コート側深くに持ってこよう" ということのようです。

http://www.srigroup.co.jp/data/open/cnt/3/7097/1/2017_s02_05.jpg

ラフィノさんのインプレ動画 (ストローク)

youtu.be

ボールスピードが上がる、打ち出し角度が上がり、より相手コートの深い位置に弧の頂点を描きながら同じ距離でコートに収まるという説明ですが、物理的にというか、仮に落下時点のボール速度が前作と同じだとすれば、これらを実現するには「ラケットで発生される運動エネルギーを増やし、回転量を落とさず(逆に上げつつ)、ボールスピードを上げる形になるという事?」と思いました。(ラケット重量が同じなら運動エネルギーを上げる=スイングスピードを上げるという事。フレーム硬くすれば運動エネルギーのロスは減るけど製品特性や打感が変わっちゃう。)

他にも、回転量が同じでボールの初速が速くなれば弧の頂点はより相手側ベースラインに近い位置に来ると思うので、ボールがラケットから離れてスピン回転が速くなるまでの距離が長くなれば弧の頂点は遠くなる気もします。(ゴルフのパットでパターがボールに当って一定距離回転せず横滑りした後に回転を始めるのと同じような感じ。ビリヤードでも同様の球種がありますね。)

 

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発表内容から感じること

これらについて発表内容から結びつく情報はないように思うのですが、フレーム断面の形状を、トップ付近は外側が広い台形、3時9時より下側は内側が広い台形と変えてあるようなので、これにより「ラケットのバランスをよりトップヘビーにしたのに似たような効果」「先頭と下側でしなり方に差が出る」ことでヘッド側のスピードが上がりやすく、またボールの弾道が変わるようになるといった効果があるのかなぁと思いました。フレームが薄い2.0 TOURは変わっていませんが、2.0についてはバランスを315とトップヘビー側に戻してあるのもよりヘッドを効かせたいという意図がある気がします。

ただ、ソニックコアを搭載した前作と比べるとマイナーな変更という気がしなくもありません。黒、赤、青基調の割合シンプルなデザインだったこれまでに較べて差し色的なイエローが増えているのもその辺違いを示すためなのかも。

ラフィノさんのインプレ動画 (ボレー・サーブ)

youtu.be

「サーブはラケットがしなる分厚く当てる方がいい。スイングスピードが速い人ならホールドしつつサーブが曲がるだろう」と言われていますが、しなる分パワーロスするのでスイングスピードを速くしてラケットの運動エネルギーを大きくしないとボールが飛んでいかないのは道理なので、要は "飛ばない" と言う感想なのかなと思いました。(ラケットのしなりはボールが離れるまでに復元しません。基本的にガットもそう。トランポリンが反発するのはゆっくり押されて戻る時間と距離があるから。瞬間的に押されると瞬間的には戻れないし、ラケット同様トランポリン自体が真上に持ち上がって人を押し上げると考えれば凹んだ分はロスになるのは分かるはず。)

個人的な感想 (ちょっとがっかりかも)

個人的には、フレームの断面を変えてきたのが残念ですね。最近はボックス形状のラケットと言っても昔ながらの長方形ではなく、やや膨らみを持たせたり、部分的に形状を変えたりという仕様が多くなっており、それだけラケット製造のための素材や技術進化でフレーム形状に自由度が出ているということだと思うのですが、ボックス形状はボックス形状の範疇で勝負して欲しいというか、ボックス形状と言いつつラケット面のフレーム断面が上下で違うというのは、個人的には少し違和感を感じてしまいます。 (同社のCZのような複合型はありだと思います。個人的に使っている旧PURESTRIKEもフレーム断面は上下左右で違いますから。あくまでボックス形状でという話です。)

今までも、2.0 TOURは旧来からのボックス形状の雰囲気を保っていましたが、2.0についてはボックスといいつつ球持ちの良いストローカーモデルのような仕様になっていて、使い勝手という面では良くても2.0シリーズの中では中途半端な印象が拭えなかったのですが、スリクソンとしてはよりニーズの高いそういった層、汎用性という面でアピールしたいのかなとも思います。

でも、私はラケットを変えること自体でテニスが上手くなることは100%ないと思っているので、興味がある方は使ってみてはどうですか? という位しか言えないですね。ただ今のラインナップならCV系の方がいい気がします。

まとめ

ボックス形状であるX2.0系はずっと関心は持っていて今回も18 x 20 の2.0 TOURが出たので興味はあったのですが、今回の内容から考えるとやっぱりProstaff 97の方が王道的でいいのかなと思います。(Wilsonは全体イメージよりラケット毎のコンセプトを重視するので素材や加工等を除き "ある方向性" に全モデルを寄せてきたりはしませんから。。)

 

www.lafino.co.jp


2017.02.08追記

ラケットの製品情報としては珍しいと思うスーパースローのインパクト動画が公開されていました。

スーパースローで見る新REVO CSの進化!!

www.youtube.com

旧作よりもインパクト時のラケットの "ブレ" が少なくなっているという説明でした。フレームが薄いラケットはしなると同時にボールが当たった振動でフレーム自体が歪んだりブレたりするのでフレームの構造や工夫でこれを抑えたという事だと思います。ブレもパワーロスになるでしょうから "若干の飛びの良さ" に繋がる気がします。

でも、体感し易いのは打った際の打感かもしれませんね。手に嫌な振動が来ないとかよりクリアーになったとか。人は常に主観的で、ボールの飛びに関係ない部分でも打感はラケットに対する評価のかなりの割合を占めますから打ってみると違うと感じる人は多いかもしれません。