lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

体育の授業でやるテニス (テニス)

地元は田舎だったので体育でやるのはバレーかソフトバール、サッカー位でしたが、最近は授業で硬式テニスをやるケースもあるようですね。ラケットを握るのも初めてという人も多いでしょうから上手くできず周りに迷惑をかけるのが嫌だという人もよく聞きます。

硬式テニスはテニススクールに1年通っても満足にラリーが続かないことは珍しくありません。ラケットを使って思ったように打つ基本的な難しさもありますが、スクールは「ボールを打つ場を提供する所」「上達するために教えてくれる所」とはなっていないからです。(大人数を一度に教えるためやむを得ないです感じです)

率直に言うと、短い期間内で「皆がイメージするようなストロークの打ち合い」「雑誌やTVで見るカッコイイ速いサーブ」を打つのは100%無理です。男子の力自慢か女子が失敗をごまかすため敢えて適当にやる感じでしょう。授業やプライベート(遊び)なら目指すのは「取り敢えずボールを打ち合えて楽しい」レベルで、そのための前提は「ボールの速度は絶対に上げないこと」「相手のいる所にボールを届けることにフォーカスすること」になるのかなと思いました。(強く打ってストレス発散した人は対象外。下手なのが嫌な人だけ対象です。)


因みにテニス経験者に「最低限、手っ取り早く上達するには?」と質問するのは意味がないはずと思います。「テニスの基本」は半年位かける前提のもので「コツ」の類でもいきなり打てるようになったりしません。(著名コーチなら3時間位で初心者がラリーできる位できそうですがまぁそういうものだと思ってください。)

ここでは
「見た目はテニスっぽくなくても、運動経験に関係なくボールの打ち合いを楽しめる」位を目指します。

基本となる認識は以下のようなものかと思います。
1.ラケットは大きく動かすほど当たりにくくなる。
2.飛んで来るボールは打ち終わるまでで顔の正面で、両目で見続ける。
3.体や頭を動かしながら打つとボールに正確に当たりづらくなる。
4.打ち出す角度、方向の真後ろから90度の面でラケットを当てるのが一番安定してボールを捉えられる。
5.ゆっくり振っても打ち出す角度を上げるだけで遠くまで飛ばすことができる。

大事な点ですが「テニスを教わる」段階で重要視されない要素ですね。


理解しやすいかと思うので、まずサーブを例を上げます。

「打つ方向に体を向け、ボールを顔の正面で見て、体や頭を動かさずに腕の振りは最低限、ボールを打ち出す角度は高く取る、打ち出す角度に対して真後ろからまっすぐボールに当てる」

これらを端的に使っているのがバレーボールのサーブ(フローターサーブ)です。

顔の正面にあるボールを小さな体の動きで打ち出すのでミスしづらくコントロールも付けやすいサーブです。

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打ち出す角度、方向に対し、まっすぐ当てるのでボールも正確に捉えやすくなります。

テニスでこのようにサーブを打つには「羽子板サーブ」と呼ばれる "極端に厚いグリップ(正面向きで最初からラケット面が同じ方向を向く)" でラケットを握り、打つ方向に体を向けたまま小さく腕を動かして山なりの軌道でボールを打つことになります。

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「羽子板サーブ」は改良すべき例とされますがてっとり早く入れられるサーブです。(「入らないサーブ」は意味がないです) 打つ方向に体を、胸(顔)を打ち出す角度に向け、視線の先に小さくボールをトスしたら、ボールの後ろからまっすぐラケット面を当てます。体や頭を動かさない方が安定して打てます。バトミントンのシャトルを打ち上げるようにしっかり高さを出して打ち出せば相手コートのサービスボックスまで届きます。強く打つ必要はないですが相手コートまで届くようラケットを動かすスピードや動かす大きさを調整してください。(ただ足や体はできるだけ動かさない。)

ひとまずサーブが打てるようになったらフォアハンドを考えます。バックハンドは「覚えるまで」が難しく時間がかかるので、まずは全てをフォアハンドで打つと考える方がよいです。

なお、ボールを打ち合う前に大事な事として「予測」が必要となります。

テニスでは相手がボールを打ってから追いかけ、バウンドするボールを見て打とうとすると大抵上手く打てません。バッターが予めボールの種類を予測するのと同じで、相手を見てどんなボールをどこに打ってきそうかを必ず「予測」する必要があり、予測の有無で動き出しが1秒以上変わります。飛んで来るボールもどの当たりに着地してどうバウンドするか「予測」します。テニス経験がなくても、横断歩道を渡す際、信号が赤にならないか、向かってくる来るがが曲がってこないか等から判断するのと同じで、相手の位置、顔や体の向き、スイング速度、ラケットの向き、目線がどこを向いているか等が参考にできます。ボールも遅いので大体で十分です。

テニスは連続性もあり余裕が有りすぎてもダメですが、この段階なら速く準備できる方が断然よいです。初心者の場合は、ボールがバウンドし頂点を過ぎた後に落ちてくるのを待って打つようにして構いません。打つ高さが分かりづらいですが、今回は「最低限のラケットの動き」でボールの後ろから高く打ち出したいので「膝から腰位の間」がいいと思います。

ボールの後ろから打ち出す角度の真後ろからラケット面を90度の面で「ポン」と当てます。ただ、羽子板のように "体の真正面" でラケットを振るとボールと体とラケットの動きが一直線になり、ラケットを動きが制限されてうまく動かせないので、ラケットを短めに持ち "利き腕の肩の前辺り" で打ちたいです。

近づいていくるボールへの距離感が掴めず、おっかなびっくりラケット面を下から上に持ち上げるように使いがちですがラケット面があちこち向くと正確に当たりません。"打ち出す方向にラケット面をまっすぐ向け続けるのが前に飛ばすポイント" なので、肘や手首を動かすのではなく肩を中心に動かしスイング中のラケット面をキープします。

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最初からネットまで届かなくて大丈夫です。ボールの下側から打ち出す角度、方向にまっすぐ当ててやることだけ注意します。予め、目標方向に体を向いているのでボールの当たり方を気をつけるだけです。


プロ選手のミニテニスデモ 

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テニスのウォーミングアップではこのようなミニテニスから始める事が多いですが、ラケット面を上に向けてものすごくゆっくり振っても、スイングが小さくてもボールが簡単に飛んでいくのが分かると思います。

ボールを楽に飛ばすには「正確にきちんとラケットに当てること」「上向きの面を作ること」です。

ボールに当てる一番簡単な方法は野球のバントと同じ「顔の正面(ボールとラケットが視野に入っている中)で止めたラケットに当てる事」ですが、これに「最低限相手の所まで飛ばすスイングを加える」だけで十分です。ラケットを速く振る理由は「ボールを届かせるため」ではなく「スピードを出すため」「回転をかけるため」です。必要がなければ大きく振るほど、速く振るほど難しくなると考えるとミスせずに済みますね。