lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

両手バックハンドの打ち方は今後こうなるのかも (テニス)

片手打ちバックハンドの私が両手打ちバックハンドも考える意味

(最初に、私は普段片手バックで両手バックについては最近興味を持ち始めたばかりです。両手バックについて誰かに教わったこともなければ打ち方を習ったこともないです。テニスの様々なショットについて考えている一環の個人的考察で知識不足から間違っていることもあると思います。ご承知おきください。)

去年くらいから、テニスにおけるボールの打ち方を考えるために他スポーツの体の使い方についてあれこれ学んでいます。テニスに近い体の使い方をするスポーツとして野球やゴルフがあり特に野球についてはインターネットで見られる映像や情報も豊富なのでよく参考にしています。

メジャーリーグにおける今の高確率ホームランバッターとは?

バナナマンさんが出演されているNHKの「ザ・データマン」という各スポーツの秘密をデータの数字から分析していくという番組があります。2015年に放送された「"192.9km/h 2015年 大リーグ開幕直前 ホームランバッター その驚異の技に迫る!"」という回があったのですが、内容はメジャーのホームランバッターがホームランを打つ秘密について解析したものでした。

MLBの高打率ホームランバッターのスイング

番組の内容を要約すると

1.ボットでボールを遠くまで飛ばすには当たった際の初速の速さが必要。
2.初速の速さはバットを振るスポードを速くすることで得られる。
3.バッティングフォームには頭と後ろ足を結んだ軸をその場で回転して打つ『回転型』とイチロー選手のように体重を前方に移動させながら打つ『移動型』がある。
4.体格や体の強さは必要だが回転型の打者の方がバットスピードは速い。
5.変化球の進化で打者の打率の平均打率は毎年低下している。ただ、年30本以上ホームランを打つバッターの打率や出塁率は平均より圧倒的に高い。こういった打者の多くが回転型である。
6.後ろ足を軸にボールを待てるバッターはそれだけボールを手元まで引き込むことができスイング時も頭がブレないので正確にボールを捉えることができる。
7.以前はホームランか三振かで打率が低いのがホームランバッターだったが投手の進化に合わせバッティングも進化してきている。

というものでした。

青木宣親選手のインタビュー映像でも

また、今年のシーズン開幕前、テレビ朝日のGet Sportsにマリナーズの青木宣親選手が出演され稲葉篤紀さんと対談されたのですが、青木選手がメジャーに移籍後、バッティングで苦労されたのは投手のモーションが速いのと日本人投手と違い手元でグチャグチャっと曲がるボールを投げてくること。日本人に多い足を上げるフォームでは対応できないと感じ周りの好打者のフォームなどを見てボールをより強く叩くには「後ろ足を軸にボールを捉える」ことが必要と感じるようになったとおっしゃっていました。その方が「より引きつけてボールを打てる」ということも。

後ろ脚軸でのバットスイング

つまり、メジャーで打率も高くホームラン打つ選手のバッティングは「後ろ足と頭を軸としてその場で回転する打ち方」「ボールをぎりぎりまで引き込んで打てている」というわけです。

体を軸とした回転と軸の位置

ここまで書けば、何が言いたいのかなんとなくわかるかと思います。

現代的なフォアハンドでは「スタンスから頭まで捻った体を戻すこと」で打ちますが、その際「スイング中、体の軸はブレることとなく回転」します。

これらを共通点と見るなか、メジャーで進化したバッティングフォームで実践されていることがバックハンドでも当てはまる部分があるのではないかと思いました。

テニスの両手打ちバックハンドに当てはまると

利き手で打つフォアハンドは主にオープンスタンスで打ちますが、バックハンドでも特に両手バックハンドは、バッティング同様に両手でラケットを握るしスタンスもバッティング同様にスクエアスタンスに近い形が基本となるようです。

私は両手バックを習ったことがありませんが、色んな選手のフォームを見ても両手バックのフォームは選手によって様々違っている気がします。その中でもテイクバックからラケットヘッドを落とした際、腕を伸ばし気味にしてそのまま前方に直線的にラケットを進めていく選手が多いように思いました。

例えばマレー選手

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スイングスピードの速さでボールに威力と回転量を与える片手バックに比べ、両手バックはスイングスピードが上げにくい分、打ち負けない強さと相手のボールの威力を利用したカウンター的な当て方が可能だと思うので、こういったラケット面をまっすぐ当てる打ち方があるのだと思うのですが、仮に片手バックのように自身でラケットを振ることで強く打つ、回転をかけるということを考えるのであれば、メジャーのバッティングで行われている「後ろ足と頭を軸にボールを引き込んで回転で打つ」という要素を加えることが可能なのではないかと思っています。

ちなみにラケットダウンという操作

なお、両手バックで回転をかけるというとテイクバックから意図的にラケットヘッドを下げインパクトに向けてラケットヘッドを起こしてくる打ち方があると思います。いわゆる「ラケットダウン」ですが、フォアハンドにおけるラケットダウンの意味を考えると回転はかかっても前に飛ばす力が弱くなると思います。ボールを飛ばす目的はラケットを打ち出し方向に向かって "前方に振る" ことであり、手や腕によるラケット面の意図的な操作はそのスイング軌道や安定したインパクト面が構成されるのを阻害する可能性があるためです。一番簡単なのはボールの打ち出し角度に対して真後ろから90度の面で当てること。回転をかけるならそのインパクト面は維持したままスイング軌道を"若干" 上げればいいです。プロが打っているストロークを見てもストロークのスイング軌道は "水平 + α" です。(ベースライン上 80cmの高さの打点からネットの約2倍 1.8mの高さを越すための打ち出し角度は約5度) 回転をかけるためと極端に角度をつけて振り上げても正確に当たるはずがないです。

バットとラケットの打点位置の取り方

また、後ろ足を軸の回転で打つなら、バッティング同様スクエアスタンスでは無理なので、前足と後ろ足を股関節分は距離を作るセミオープンスタンス等になるだろうと思いますし、ラケットを前に押すというより、後ろ足近くまで呼び込んで鋭く体の回転で打つので打点は近くインパクト後は急激にラケットを体の周りを回る形になるはずです。両手バックでも回転で打つ打ち方は見ますが今回のバッティングフォームとは少し違うように思っています。

自分自身で実践できないのでなんなのですが、ボールを引きつけて後ろ足を軸に回転で振れるとスイングスピードは上がるし、打つ際に一瞬の「タメ」ができるので相手もどこにボールが飛んで来るのか見極めるのに苦労するようにも思えます。

全てのボールが軸の回転で打てるのか分かりませんが、ボールに入るフットワーク及び打った後のフットワークが上手くできれば試してみるのも面白いかなと思っています。

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