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lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密 (映画)

今更ですがレンタルで借りてみました。

感想は「結構、面白かった」です。

第2次大戦中にドイツの難解な暗号「エニグマ」の解読に携わり、後に同姓との性交の罪で訴追されたイギリスの暗号解読者「アラン・チューリング」のお話です。

主演はベネディクト・カンバーバッチさん。


ヒロイン役は、パイレーツ・オブ・カリビアンのエリザベス役でもあるキーラ・ナイトレイさんです。

何というか、近代の人物の話で実話なので、ストーリー自体はごく普通で突拍子もないような出来事はないのですが、その分、話もわかりやすいし、役者さんの演技の上手さがストレートに伝わってきたと思います。

日本映画もこういう派手さのない実話っぽいストーリーで映画を作りたがりますが、やっぱり役者さんの厚みが違うというか、演技力はそこまで変わらないとしても、映画という枠にハマった時の濃厚さが全然違うと思います。日本の俳優さんはどの映画に出てもその俳優さんですが、本作の主役のベネディクト・カンバーバッチさんは、確かに映っているのは彼なのですが、シーン毎の細かい表情、視線、頬の動き、全てが役柄を表し、役柄の本人にしか見えません。この映画を見た親類縁者の方も、自分達以上にアラン・チューリングを理解していると言われたということでした。

こういうの見せられると尚更日本映画ってなんだろうって思っちゃいますね。。

この映画の制作費は1400万ドルだそうです。これは日本円で15.2億位。あの有名な低批評映画「戦国自衛隊1549」がちょうど制作費15億円です。つまり日本でも作れる位の規模感の映画という事なんでしょうね。

お話は、チューリングの自宅が空き巣に荒らされた事で、怪しんだ刑事に過去の素性を調べられる所から始まります。

過去のストーリーとして、寄宿学校での学生時代にいじめられ、唯一親しくしてくれた友達がいたけど、休み明けに病気で亡くなってしまった過去があること。(同性愛のきっかけでもある。)

第2次大戦対戦中、自分の数学の才能をイギリスが戦争に勝つために使いたいと、デニストン中佐の元を訪れ仲間たちと「エニグマ」の解読チームに加わる。

協調性の無さから仲間と対立していたチューリングは、人力で暗号解読を試みるチームとは一線を置き、汎用の解読機(今でいうコンピュータ)の開発を目指し、予算を得られない事からチャーチル首相に直訴しチームのリーダーになるが、仲間との溝は埋まらない。人材の少なさを埋めるために募集したテストで合格したジョーン・クラークに助けられ、仲間と協力できる間柄になった中、慣性した解読機だったが「何をどう解読するのか」を指示できない中でデニストン中佐から叩きつけらた期限が迫る。

偶然、暗号解読のヒントを得たチームは解読に成功するが、解読の事実を作戦に反映してしまうとドイツに暗号解読の事実がバレてしまう事から、MI6のスチュアート・ミンギスに相談、表立って暗号解読の事実を伏せ、ドイツにバレないよう偽の公表をでっち上げる形で戦争を勝利に導いた。

戦後、チームは解散、解読機も破壊される。

警察に訴追されたチューニングの元をクラークが訪れ、その後、チューニングは自ら死を選ぶ。チューニングの罪は後にエリザベスII世により恩赦された。

という大体のお話です。

 


ベネディクト・カンバーバッチさんは素晴らしい役者さんだと思います。スター・トレック イントゥ・ダークネス、シャーロック等見ましたが、いつも役柄の本人としてスクリーンの中に居て、それ以外の何者でもないように感じてしまいます。

繰り返しになりますがストーリーはシンプルで、凝った設定やどんでん返しもありません。実際のお話であり、暗号は解読され、イギリスは戦争にドイツに勝利します。でも見ていて、全然ツマラナイと思わないのは、単純にいい映画ということなのだろうなと思いました。

 


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