lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

リシャール・ガスケ選手の片手バックハンド (テニス)

ガスケ選手は片手バックでも強力なスピンのかかったボールを打てる選手ですが、フォームの特徴として以下の3つがあるかなと思っています。

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1)テイクバック時の右手首のコック

右手首をコックさせ、テイクバックでラケット面(ボールに当たる側)を前方向(ボールが飛んでいくる方向)に向ける動作は、ガスケ選手の他、フェデラー選手にも見られます。

テイクバックで手首をしっかりコックさせておかないと手首が伸びて腕と手が一直線になるためスイング開始時に力が入りませんし、コンチネンタル等でない限りインパクトに向けて結局コックする事になるので最初から作って置く方が打ちやすい事もあると思います。


2)腰(骨盤)の向き
片手バックは横向きキープと言われますが、横向きキープのまま、右腕の曲げ伸ばしでボールを打つのでは力が入りませんし、腕だけではスイングスピードも上がりません。片手バックで打つ最近の選手はテイクバックからスイングに入る際、骨盤を回して打点方向に向けていきます。

例えて言うなら、バットを振るのと似ているでしょうか。打者は並行スタンス(スクエアスタンス)で横向きのままバットを振ることはありません。(左打者なら)右足で踏み込んで体を支えながら、腰を回してきて左右の骨盤の幅の正面の延長線上にある打点でボールを捉えます。(野球的な表現では「腰を入れて打つ」でしょうか。) 右足で支えているので体は前に行きませんからバットを後ろから見ることができ、バットは体の前で加速できます。

よく片手バックは「肩を開くな」「体を回すな」と言われますが、バットを振る際に回転で打つからと腰や肩を開いてしまうとバットがボールに物理的届きません。踏み込んだ右足の正面の打点でボールを捉えればインパクト後まで肩や腰は開いていかないはずです。(野球だと体を開くのを我慢するのを体の粘りとか言うかと思います。)

骨盤は右腰と左腰の間の幅があり両肩を含めて4つの点があります。体は1枚の板ではありません。スクエアスタンスであっても両足幅の間で骨盤を向けていけば力を生み出せます。それはバットなりラケットなりを振る際の自然な動作であり、単純に体を回して打つ(肩と腰を一体化して回転する)のとは体の使い方が全然違うと思います。


文字では説明が難しいですが、横向きで腕の曲げ伸ばしでスイングするよりも、腰を入れて腰の正面に向かって降り出していくのでは、振りぬきの良さ、スイングスピードの速さが違う事はわかると思います。

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3)インパクト後の振りぬき
厚いグリップも関係ありますが、腕を伸ばしたかなり前の所がインパクト位置でそこまではグリップはまっすぐ伸びていき、インパクト後に急激にラケットヘッドが持ち上がります。スピンをかけるからと言って下から上にラケットを振っている訳ではないし、ラケットヘッドをものすごく下げている訳でもないということです。手首の少し下側から出てきたラケットヘッドが一番力の入る(厚いグリップで)腕を伸ばした位置の打点以降、ヘッドが走って手首より上に持ち上がっていく。実際一番力が入るポイントの少し手前がインパクトでインパクト後に最大スピードに至るのでしょうが、この打点付近で最も力が伝わる打ち方、振りぬきの良さとスイングスピードの速さがスピンのポイントなのだろうと思います。

3つとも小手先のテクニック(例えばインパクトで右親指側に手首を回すとか)以前の基本となる体の動きなのだろうと思います。スピンもボールのスピードも必要なのは振りぬきの速さなのでこれらの体の使い方は大事だと思います。

以前、載せた以下動画の女子中学生選手の方も同じような体の使い方でしょうか。
加えて手首の柔軟さからくるスイングのしなやかさが特徴的だと思います。

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