lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

テニスの知識は共有しづらく自分で学ぶしかない (テニス)

テニススクールで初心者から始めて約10年、最初の6年半程は悲しくなるほど上達しなくて、ある時、スクールで「教えてもらおう」「レッスンの時間で上達しよう」という考えは捨てました。

当時、たまたま教わったあるコーチの指導方法がいままで教わったやり方と全く違ったことをきっかけに自分で色々と学習して知識を増やす決心をし、約3年の間にクラスも上がったしそのクラスでも周りより上手くできてる自信もできてきました。

今ですら全然上手いわけではないですが、独学でも学習して来たことが役に立っているなという実感はあります。

私はスポーツ経験が少なく、頭で理屈が分かってないと動けないタイプという事が大きいです。最初の6年半は本当にひどすぎました。上達できればとコーチの勧めで合宿にやイベントレッスに参加しまくっていたので長い期間スクールの「いいお客さん」でした。

しかしながら、自分が学んだ知識がどんなに効率的で、理論等々の面で正しいだろうと思ってもそれらを周りの人と共有する事は難しいと思っています。

テニススクールに通う人、熱心にテニスをやっている人はうまくなりたいと思いつつも自分のテニスには自信やこだわりがあり、仲間内で考え方や情報の交換はしても人から指導されたりする事は極端に嫌います。性別、レベル関係なく、教わるならやっぱり肩書のあるコーチか圧倒的に実力差のある方からでないと、仲間内では変に考え方を述べただけでその場の空気が悪くなるのが心配です。

以前、スクールの課題として書きましたが、1つは大勢を1-2名のコーチが担当するスクールでは「お金を払っているのだから教わろう」という姿勢ではなかなか上達できません。1人1人に細かく指導はしてくれないし、各ショットの概要だけ説明されたら「じゃあ打ってみましょう」と実践に入る事が殆どだと思います。コーチと打ち合っても上手く出来ていない部分を「腕がどう、足がこう」と指摘されますが、そもそもが理解できていなければ、その場の修正でできるようになるはずもありません。ただ、理屈を学ぶよりボールを打ちたいという人も多いでしょうから目的次第というかやむを得ない面もあります。

2つめは、そんなスクールの環境の中でも「勘がいい」人は自分なりの打ち方で打てるようになりますが、結局は「自己流」です。ある段階で限界がきてしまい上達が停滞してしまいます。初心者に近い段階ならまだしも、ある程度上達してしまうと自分に自信もあり、ミスしても今日は調子が悪いな位で考えてしまうなど、見つめなおす事が難しくなってしまいます。


"Beauty is truth, truth beauty"


19世紀イギリスのロマン派の詩人、ジョン・キーツの詩の一節で、YouTubeフェデラーの動画に載っていた文章です。

私はテニスのフォームに関しても「美しいという事は真だ。本物は美しい」と考えています。正しく無駄なく体を使えればミスは減るし、パワーも上がるし、スピンもかかるし、疲れにくくなると思います。例として適当か分かりませんが、トッププロのフォームは皆美しく無駄がありません。極端なオリジナリティのある選手もいません。

生徒が基礎的な知識を平均的に身につけにくいテニススクールでは、生徒間のフォームの差がとても大きいです。コーチもそれを積極的に修正することもしません。(コーチですら生徒から100%の理解を得られるのが難しいこともあります。)

私が好きなコミック『自転車ペダル』の巻島先輩ではないですが自己流でも極めれば素晴らしいと思います。ただ、殆どの人はそこまで覚悟はないでしょうし、標準的な基礎知識に基づきテニスの動きができるようになれば多くの人が平均的に一定レベルまで上達すると思っています。それ以上がオリジナリティの部分でしょうか。

自分の考えをまとめ、更に上達するために、新しく知り得たこと、なるほどと思ったこと等をブログに書いてはいますが、あくまで自分の知識の整理のためという感じです。

社会人がテニスを始めるには教えるノウハウのあるテニススクールはほぼ唯一の選択肢ですが、野球やゴルフと違って知識の標準化と蓄積が進んでいるテニスなので、スクールの形とは違った方法で知識を学ぶ手段が提供されたらいいですね。最近、プロ野球経験者等がネット経由でジュニアに個別指導するサービスができたそうです。ネット環境とカメラや動画の扱いが身近になっている中、テニスでもそういう新しい取組みができないかなと思います。

※スクールについては個人的な感想です。私が知らないだけできちんと取り組まれている所は国内にもあちこちにあるとは思います。

 

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