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lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (映画)

映画

今日、公開だったので、見に行ってきました。
一応、全作、映画館で見てきています。

 

 

シリーズ物の映画は第1作が一番でだんだんネタ切れでつまらなくなるものですが、毎回安心して見られる映画の一つがこのシリーズだと思います。前作ゴースト・プロトコルが前半の盛り上がりに比べて終盤にかけて尻すぼみでつまらない感じに感じたので、今作は期待して見ました。

見た感想は、期待を裏切らず、最初から最後まで面白く見ることができました。後述しますが、ハリウッド映画とかお金がかかっている点が前提みたいになりますが、細かい描写が日本のアクション映画やTVとは全然違うなと思いました。(こっちの方が全然いい。) 見て全く損はないと思います。

ちなみにCMや予告編でも流れる、イーサンが輸送機にしがみついて空に上がっていくシーンが最初からいきなり流れます。この作品の導入は、本題以前の日常の任務の姿が描かれることが多いですが、まさかこの目立つ輸送機のシーンが本題と関係な部分で出てくるとは思わなかったです。確かにベンジーがカモフラージュの草みたいな物の被っているから、本題の任務関連だとちょっと間抜けすぎるからそこで思いつくべきでした。でも、導入からニヤニヤさえてくれて期待が高まりました。

さて、このシリーズの素晴らしい所はいくつかありますが、まず、とにかく画がキレイな所。世界各地の風景や歴史的な町並みを空撮等も使ってとても印象深く映します。逆に、今回、室内のシーン等はあまりお金がかかっていないのか若干チープな感じがしますがうまく繋いであるのでそこまで気にはなりません。カーチェイスやアクションシーンも町並みを使って行われますが、動いている人や車の背景までものすごく画になるように気を使って撮ってある感じ細かい所ですがすごく良いです。(普通はぶつかったりものを弾き飛ばしたりする点がフォーカスされる。)

次に印象的なのはとにかく出演者さんが皆が皆、画になる所。今作は特にイーサンの相手役になるイルサ役のレベッカファーガソンさんがとっても素敵。完璧な美人って感じではないけど見ていくうちにものすごく惹かれる魅力ある女優さんだと思います。女性らしいセクシーなシーンもあるけど、それより全体からあふれる魅力が正直主演のトム・クルーズを喰っている位に感じました。

関係ないですが、このシリーズも長いので、トム・クルーズも、ベンジー役のサイモン・ペグさんも老けてきた感じはしますね。(ルーサー役のヴィング・レイムスさんは最初からおじさんぽかったからあまり変わらないけど。) ただ、トム・クルーズが体鍛えて老けて見えないようにしているのはすごいと思うけど。

後、今作を見て思ったのは、アクションシーンでものすごくカット割りが多いこと。日本でもよく見るのは殺陣やアクションシーンの長回しみたいなやつですが、とにかくカット割りが多くてナイフを振り下ろす1つの動きでも3カット位使っていたりします。それが長回しよりもスピード感を生んでいると思う。ちなみに、カット割りを多くするのは、現場では賛否両論あると聞いたことがあります。カットが増えると撮るのが大変になるし、カット割りが多くなると役者が楽にアクションを表現できるからあまりよくないみたいな事を聞きました。でも、この映画のカット割りはそういう楽をするための表現とはだいぶ違う気がしました。以下に迫力あるように見せるかを突きつけてカット割りを考えてる。そういう感じです。

同じくアクションシーンですが、相手を殴ったり、銃で撃ったりした際の表現についてです。

多分、色んな国で色んな年齢の方が見るための配慮だと思いますが、普通、相手を殴るシーンでは、相手を殴ったように見えるように、殴る側、殴られる側の動きがカメラに収まるように2人とも撮りますが、今作を見ていて、殴るシーンでも、イーサンの殴る手や体の動きと同時に相手が吹っ飛んでいく感じというか、微妙に敵がブレて撮られているので殴られているのは十分伝わっているのに見ていても殴られている直接的な画は出てこないような感じになっています。

また、銃撃シーンでも、弾着を着て当たった瞬間に血糊が出るような演出が多いですが、今作は、相手に着弾するシーンはサイレンサー等を使うようにして音も静かだし、あまり派手に当たる描写にはなっていません。着弾して相手は吹っ飛ぶので見ている側は当たっている感じは十分に伝わります。サイレンサーを使わない場面では中々当たらずに周りの壁等に当って銃撃戦を印象つけて、敵が打たれても遠目に吹っ飛ぶ画にしてあまり直接的な表現を避けている印象でした。(派手な血糊も不要だし、撃つ弾数が減るからリアリティも増しスパイの銃撃戦という感じもするし、とにかくカメラワークがいいので当たっている感じも十分伝わるし、いい表現の仕方だと思いました。)

ストーリーとしては、いつも通り、完全無欠な主人公ではないイーサンがたびたび失敗し、苦戦しつつも、挽回して敵を追い詰めるという感じで、適度に見せ場も続くので、緊張感を持って最後まで見られました。

逆に、全体的に面白い中でも、もうひとつかなと思ったのは、1つは、敵に潜入しているイルサがたびたび敵を裏切ってイーサンを助け、潜入元の機関とも通じているのを敵のボスが分かっていながら、イルサを殺さず使い続ける所。表には見せないがボスがイルサに内心惚れていて危険と思いながら使い続けている位しか思い浮かばない。(途中、お前が優秀だから使っているんだと言うけど。) でも、最後には殺せと命令するし、よくわかりませんでした。敵ボスのレーン役のショーン・ハリスさん、顔とかすごく雰囲気はあるんだけど、役柄的にはちょっとキャラクターが弱かったかなぁという感じ。(敵ボスの右腕とかならよかったかも。)

もう1つは最後のイーサンと敵ボスのレーンが戦うシーン。全作、ゴースト・プロトコルではラストの敵ボスとの戦闘がだらだらと時間が長く(カーチェイスの後の立体駐車場でのアクションシーン)、派手な割にはすごく退屈だったですが、今作はけっこうあっさりしていて、あー、そうですかーという感じでした。まぁ、頭脳派っぽいボスがエージェントであるイーサンと格闘繰り返すというのもおかしいのでこういう終わり方もありかなとは思いました。(最初にイーサンが敵に捕まるシーンのお返しという感じの演出でしたが。)

それと、途中、バイクを使ったカーチェイスのシーンがあり、イーサン自身も途中からバイクに乗って、同じくバイクに乗る敵グループとイルサを追いかけるのですが、乗っているバイクの形やらヘルメットをせずに乗るイーサンの姿が、ジョン・ウー監督の2作目のオマージュ的な感じなのかなという気がしました。

そういえば、今回、イーサン達が使用するスマホWindows Phoneが使われていて、途中、イーサンがスマホを上下逆に持っているシーンがあるという噂だったのですが、ずっと見ていてもどこがそうなのかはわかりませんでした。でも、このシリーズは長くやっているから、最初は(確か)ブラックベリーとかだった携帯が、前作では大画面のAndroidになり、今作はWindows Phoneになりと、技術の進化も面白いですね。

後、今作は、アリババの映画会社が絡んでいるらしくて、映画が始まる際に「アリババ」と企業名? が出てくるのですが、途中、オーストリアのウィーンでのオペラのシーンで、オペラの内容が中華的な扮装とセット(竜とか)だったのが少し違和感だった。(配慮なのですかね。) 後、CIA長官の部下役で中国人女優のチャン・チンチューさんが出てきてすごいかわいいんだけど、それもアリババが関係してるせいかなと思ったらなんか冷めてしまいました。(日本が絡んでいるとハリウッド映画でも日本人が出たりしますよね。そういう不自然さ。)

最後に、個人的には、IMFの解体を主張するCIA長官にアレック・ボールドウィンが出ていたのは嬉しかった。最後の流れを見るに、次回作があれば、引き続き参加するような雰囲気だった。

www.missionimpossiblejp.jp