lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

LUCY/ルーシー (映画)

公開当時見たいと思ったんだけど、評判が散々で見なかった映画です。
WOWOWで放送されてたから見てみた。

感想は、正直びっくりです。

内容としては、ふとしたきっかけで、人間の脳を通常より多く使える能力を得てしまった女性のお話です。よくいわれるように、人間は普段、脳の数%としか使用しておらず、後の90数%は使われないままになっている。仮にその使われていない部分を使えるようになったらどうなるか。そういうお話です。

主人公は、知り合いの男性からホテルにアタッシュケースを運ぶように仕向けられ、やむを得ず、持って行くと、中身は新種の麻薬で、なりゆき上、その麻薬を体内(腸内)に埋め込まれ、運び屋に仕立てられてしまう。ホテルから連れだされた主人公は監禁場所でお腹を蹴られ、麻薬の袋が破れ、その麻薬の影響で、脳の機能がどんどん強化される状態になってしまった。

ルーシーは、脳科学の権威である博士にあうこととし、合わせて運び屋にされた他の3人の男性を警察に捕まえさせ、麻薬を回収することを計画する。そんな流れです。

まず、ひどいのが、序盤の俳優の演技に合わせて、話している事柄に関連しそうな映像をインサートする部分。TVバラエティの安っぽい映像VTRみたいだと思った。

次に、主人公が脳を活性化させるきっかけが新種の麻薬という設定。麻薬で脳の働きが高まる(未使用領域を使えるようになる)なら、どんだけの量 or 強さ で使わないとダメなんだろうって。普通に考えて死ぬだろって。後、新種の麻薬って設定がありがちすぎてびっくりした。

悪役グループ。最初の舞台が台湾なのに、話しているのが韓国語、見ていたら韓国人の集団だった。何か変な感じがしたら、TV、携帯、カメラ、出てくる電化製品の全てがサムスン製。スポンサーなのか? 韓国人俳優使うバーターなのか? 別に悪役の国籍はどこでもいいけど、設定が不自然すぎると思った。

ルーシーの行動。要は、自分の脳を100%使えるようにするため、残りの麻薬を回収したかったということ。脳を100%使ったらどうなるのか。終盤の展開見ても、人間の想像を超える、想像できない事柄を映像化したらやっぱりダメだよ。全く、説得力がないし、100%に達したら、ルーシーは人間(物質)ではなくなって、消えてしまった。

運び屋の体内から麻薬を回収しようとする警察から、麻薬を奪おうと悪役が病院に入った時、ルーシーはパトカーで病院に向かうだけど、必要のないカースタントシーンというか、急ぐからって車線を逆走しまくって次から次に車がクラッシュ。リュック・ベッソンらしいと言えるけど、逆に他の映像の合成や、悪役を殴って壁を突き破るシーンとか、無茶苦茶、作りがチャチな所もある。CGも使ってるけど、いかにもって感じで、技術的な先進性が全然感じられない。なんだこのバランスの悪さはって思いながら見てた。

終盤の悪役がルーシーの麻薬の持つ麻薬を回収しようと、博士とルーシーのいる大学に攻め込む場面。警察との銃撃戦になるんだけど、警察側は制服警官と刑事が銃を乱射する。相手は武装した大勢なんだから、普通に考えてSWATチームみたいなのが来るだろうし、廊下は挟んでバンバン撃ち合ってるのがもうマトリックスの銃撃戦みたいだった。そんなに弾数打つ銃撃戦なんてリアリティなさすぎだろ。壁に隠れながら打ってるんだから、膠着するに決まってる。

最後、ルーシーは100%に達して消えちゃうんだけど、次世代コンピュータを自ら作って、消える瞬間、データか何かを博士に残す。そのメディアが妙に長いUSBメディアみたいなやつで、博士が手に持つそれは、表面が銀河みたいな画が動いているようなもの。恐ろしい程の知識がつまったメディアが妙に長いUSBメディアなんて、想像力なさすぎだろって。

全体的に、ルーシーの構造が意味なさすぎるというか、要は麻薬を回収して自分で使うだけ。悪役はそれを回収しようとするだけ。警察は悪役を防ごうと銃撃戦する以上の役割はないし、脳科学の第一人者である博士もルーシーの説明を聞いているだけ。何の役にも立たない。ホント、ストーリーに中身がなさすぎてびっくりした。

何を楽しみに見ればいいのかわからない映画。
まぁ、リュック・ベッソンの映画ってストーリーが単純なものが多くて、アクションとか雰囲気で見せる感じも多いからね。でも、この映画は新しい素材(?)を映像化しようとやってみたけど、上手くまとまりませんでしたって感じかなと思いました。

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