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lond日記

思ったことを気まぐれに書きます。

趣味どきっ!現代テニス再デビュー (テニス・TV)

テレビ テニス

NHKでやってる中高年向けの現代テニス再デビュー企画の番組です。
解説とコーチングは神尾米さん、生徒役は学生時代にテニス経験のあるという田中美奈子さんと野村宏伸さん。

興味があって毎回見てます。

 

始まって3回目位までは、お二人共、さすがに昔やっていただけあって、神尾さんの指導を受けたら、ストロークもなんか繋がる感じだし、変に空振りしたりもしないし、割りと企画にぴったりなのかなと思っていました。

田中美奈子さんはいい意味でおばさん感満載です。コーチの言うことを良く聞く姿勢はありますが、「あーなるほど、こうしなくちゃダメなんですねぇー」と大声で同意するあたり、スクールによくいる年配の女性という感じもします。野村宏伸さんはフォアもバックもボールを当てのるが上手で、しっかりとストロークは打てるのですが、やっぱり男性特有というか、腕っぷしでボールを打とうという感じが強く、また、ボールを打つのにすぐ夢中になってしまいフットワークはかなりおざなりになる感じです。まぁ、お二人共、再デビューの生徒としてはいい選択だと思いました。

でも、4回目のボレー以降、怪しくなってきました。
教わった成果としてボレーボレーを続けましょうという感じだったんですが、お二人共ラケットを上に向けた羽子板みたいなボレーで山なりのボールを繋げてました。繋げるのは楽かもしれませんが、これはボレーとは言えません。結局、その回はそれで終わってしまいました。

次の回はサーブで、ボールに当てるのができるお二人はサーブもきちんと入るし、野村さんに至っては回転をかけたセカンドサーブも打てていたので、まぁいいのかなぁという感じで、少し見方がよくなったのですが。。

次の回のダブルスです。
そもそも、経験者とは言え、再デビューされる人にいきなりダブルスの動きをやってみろといっても、その場でできるはずがないです。放送をみると、恐らく、生徒役のお二人はここまででテニスをやるのは3回目程度です。ダブルスの動きはその場で教えられてすぐやるのだから、できるわけがないです。案の定、やたらとポーチを取りにいく動きになって、サイドはがら空きだし、ラリーに合わえて動く方向もあやしいです。最後の神尾さん達を含めた、ダブルス形式では、足がまったく動かないので、野村さんはベースラインとサービスラインの間辺りで来たボールを2度程ノーバンで返したりしていました。ボールは繋げてもらえるし、チャンスボールらしいいボールも上げてもらえるしで、そうなるとラケット振り回して決めに行こうとするのが初心者ですから、めちゃくちゃな感じになってました。

そして、今回は第7回で、チャンスボールを決めるという回でした。
内容としては、高い打点でチャンスボールを打ち込むストローク、ドライブボレー、ドロップショット、スマッシュ、グラウンドスマッシュ等です。

前回のダブルスの回からそういう傾向はありましたが、田中さん、野村さんの技術レベルがレッスン内容に追いつかなくなってきているので、神尾さんの見本ショットの時間を長くして、それを見てお二人が打つ場面は極端に短くなってました。恐らくですが、お二人がある程度の数を打っても上手く決まるショットが少なかったり、打ち方が様になってなかったりで、横からの見やすいカットでは編集がしづらく、時間を短くして、遠目のカットを使うなどして誤魔化している感じでした。最後の実践テストでは、ゲーム形式の中でお二人にチャンスボールを上げて、スマッシュなり、グラウンドスマッシュなりを決めてもらう形でしたが、再開して間もない方にスマッシュやグラウンドスマッシュが簡単にできるわけがないです。練習ならともかく、試合形式になれば、練習した内容はそっちのけで、ラケット振り回して決めようとするに決まっているので。

次回が試合に挑戦で実践形式、その後が総集編で終わりという感じですが、見ている視聴者の関心を考えれば、ショットの説明だけでなく、ゲーム形式の説明を加えなければ厳しいというのはわかるのですが、そうなると生徒役のお二人の技術が足りなかったかなと思います。ドラマのように「できる」方が最初は上手くできない体で上達していくような感じでもいいと思いますが、ゲーム形式を見本として見せるのであれば、ちゃんとゲームができる人を充てないとダメかなと思います。今の感じだと、本当に初心者の人が、分からなくてもいいから取り敢えずゲームをやってみましょうと言われて、めちゃくちゃにプレイしている感じとあまり違いません。

コーチングされる神尾さんの説明は本当にドンピシャで、説明を受けるお二人の課題点をすごく的確に指摘されていました。神尾さんも現役でプレイされている間、及び引退後もテニスの進化を身近で感じられてきた方だと思います。(失礼ながら)昔ながらの打ち方を、日常的にプレイする中で改良しつつ、現代的なテニスにも対応してこられていると思います。(杉山愛さんとかも現役時代はそんな感じでした。) 放送の最初の頃はどの位参考になるかなと思って見ていたのですが、次第に企画の無理が見えてきた感じです。ボレー以降の、サーブとゲーム形式に入って以降は、番組対象者であるテニスを再開される方、及び、私のように参考にと見ておられるテニス愛好家の皆さんも、見ていても全く参考にはならないなと思います。

放送回数を考えると、進行するテーマ内容をつめ込まざるを得なかったとは思いますが、ストローク、サーブ、ボレーあたりで一旦終わらせて、ゲーム等については、生徒役お二人の技術の向上を待ってか、ある程度、神尾さんの意図通りにゲーム形式を進められる新しい生徒役の方を迎えるなどして、次回の機会にとかに分けて説明した方がより良い番組になったのではないかと思いました。

2015.7.20 追記
今日で、全8回が終わりました。8回目は3ポイント先取のゲーム形式。都合2時間やりましたという話でしたが、野村さんと田中さんの体力考えても3ポイント先取を2時間やりつづけるというのはちょっと現実的でないですね。(休みながらかもしれないですが。) お二人とも途中からバテてましたが、ダブルスのやり方をよくわからないまま2時間もゲーム形式をやるのはさすがに飽きてしまうのではないかと思いました。

ダブルスでは、野村さんと田中さんのペアでしたが、ゲーム形式といより、対戦相手に合わせてもらってそれを決める練習という感じでした。対戦相手のお二人ともダブルスの基本的な流れを置いておいて、お二人にボールを繋いであげていました。(こういうのは結構ストレス溜まると思います。相手はどこ打ってくるかわからないし、決めたら大喜びしますから。) お二人ともリターンから1発狙ってくるし、ストロークもほぼクロスには打たない感じです。対戦相手の男性も当初野村さんのフォアに緩くサーブを入れていましたが、あまりにもストレートを狙ってくるので途中からバックを狙うようになってました。。(というかフォア前提で待ってる時点でどうかと思いますが。)

編集でうまくごまかしてましたが、野村さんと田中さんがゲームでの動きや基本を理解していない以上、こういう形で見せるしかなかったんだと思います。

お二人ともサーブはしっかり打てるし、ストロークもできるのに、フットワークが全然身につかなったこと(ほぼ教わってないですからね)と、相手の打つ状況を見てどういうボールが飛んできそうかという予測の練習をしてないから、飛んできてから追いかけてる(それ以前に自分が打ったボールの行方を追いかけてる)し、神尾さんから教わったゲーム形式での基本が全く身につかなかったのが見ていて残念でした。(ボールに当てる技術は初心者ではないのに、ゲーム形式になると初心者レベルという感じでした。まぁ、ダブルス始めたばかりだとありがちですよね。)

繰り返しになりますが、序盤のストローク辺りまでは、現代テニスでの再入門という企画にぴったりだと思ったのですが、ボレー以降、より細かい部分に入ってくると企画に生徒お二人の技術がついてこないのが残念でした。もう少し、(半年とか)時間をかけて、練習しつつ、撮影していくような感じだったらお二人とももう少しついてこれたのではないかと思います。

逆に言えば、この番組の対象者である現代テニスに再入門しようとしている中高年の方々が同じようにやれば、ストロークは過去の経験でまぁ打てても、ボレーやスマッシュ、更にゲーム形式となると上手く動けない、なかなか身につかない、この辺りでつまずくというのは言えるのかなと思います。つまり、裏で基本的な動きをじっくり練習して身につかないと、ぱっとやってできるものではないということかと思いました。